ホトケドジョウ
脊椎動物門
硬骨魚綱
コイ目
ドジョウ科
ホトケドジョウ
Lefua echigonia


東北地方(青森県を除く)~近畿地方

絶滅危惧IB類(EN)

ホトケドジョウは大きさ約7cm、体は円筒形で太短い形で、頭は平らになっています。体色は肌色で全体に黒点をちりばめます。口ひげは4対あり、その内の一対が鼻孔より上へ角のように出ています。
生息域は湧き水が流れ込む、流れのゆるやかな砂泥底で、水草や石など障害物のあるところを好みます。水草などの間をゆっくりと泳いでいることが多く、水底をはっていることが少ないドジョウです。おもに浮遊性から底生性の水生昆虫など食べものにしています。産卵期は3~6月で、水草などに卵を産みつけます。
開発などによる生息地上流の湧き水の消失や、水田周りの用水路のコンクリート化などによりその数を減らしました。しかし、環境省や各都府県のレッドリストに掲載されたことで、保全活動が行われたり、開発工事の際に移殖などの対策が取られたりするケースが増えています。
ホトケドジョウの生存には水質と水域内の環境が重要で、水質は農薬や家庭雑排水の影響が少なく、水温は夏季でもあまり上昇しないという条件が必要です。水域内の環境は石がゴロゴロとあるようなところか、水草が生えていることが望ましいと考えられます。そのため、現在本種のいる水域をそのまま残すのが理想ですが、河川改修の際にはホトケドジョウの生息を考慮した工法が必要とされます。
生息域は湧き水が流れ込む、流れのゆるやかな砂泥底で、水草や石など障害物のあるところを好みます。水草などの間をゆっくりと泳いでいることが多く、水底をはっていることが少ないドジョウです。おもに浮遊性から底生性の水生昆虫など食べものにしています。産卵期は3~6月で、水草などに卵を産みつけます。
開発などによる生息地上流の湧き水の消失や、水田周りの用水路のコンクリート化などによりその数を減らしました。しかし、環境省や各都府県のレッドリストに掲載されたことで、保全活動が行われたり、開発工事の際に移殖などの対策が取られたりするケースが増えています。
ホトケドジョウの生存には水質と水域内の環境が重要で、水質は農薬や家庭雑排水の影響が少なく、水温は夏季でもあまり上昇しないという条件が必要です。水域内の環境は石がゴロゴロとあるようなところか、水草が生えていることが望ましいと考えられます。そのため、現在本種のいる水域をそのまま残すのが理想ですが、河川改修の際にはホトケドジョウの生息を考慮した工法が必要とされます。
