いきものログ

ヒョウモンモドキ

節足動物門   昆虫綱   チョウ目   タテハチョウ科
ヒョウモンモドキ Melitaea scotosia
分布
広島県
ロシア極東地域・中国北部・中国東北部・朝鮮半島
ランク
絶滅危惧IA類(CR)
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 日本にはヒョウモンモドキの近縁種が2種類(コヒョウモンモドキ、ウスイロヒョウモンモドキ)いますが、本種はこのうち一番大きく(翅の開長は約40~50mm)、後翅裏面の斑紋が特徴的で容易に区別できます。
 生息環境は乾燥・湿性草原で、成虫は年1回6~7月にかけて出現し、メスは食草の葉裏に100個以上の卵を1カ所にまとめて産卵します。幼虫はアザミ類などキク科の草本を食べ、ふ化したての頃はクモの巣状の巣を作りそのなかに群居します。
 草原を生活の場とするヒョウモンモドキは、草原の少ない日本では以前から分布が局所的でした。それでも1960年代までは、まだ多く生息していましたが、このような草原環境は真っ先に開発され、その生息地の多くは近年までに次つぎと消失し、国内では、広島県の2ヶ所のみになってしまいました。他の草原性の動物も同じように絶滅に瀕している場合が多く、何らかの草原環境の保全対策が必要とされています。

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