いきものログ

タケノコギセル

軟体動物門   腹足綱   異鰓目   キセルガイ科
タケノコギセル Mesophaedusa elongata
分布
大分県・宮崎県
ランク
絶滅危惧I類(CR+EN)
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 タケノコギセルは九州大分県南部と宮崎県北部の石灰岩地だけに生息している陸生巻貝のキセルガイの仲間です。
 殻高は23~32mm、殻径4~5mmで非常に細長く、殻は全体に黄褐色から紫褐色をしています。近似種のヒゴコンボウギセルに似ていますが、殻が大きくて細長いことなどで区別できます。
 石灰岩地帯に生息し、落ち葉などの堆積物の中に潜んでいますが、大雨や長雨の時には苔むした岩上を這っている姿が観察されています。
 もともとの生息域がせまく、繁殖力もあまり高くないため、生息地域の開発が個体群の維持に直接的にダメージを与えていると考えられています。また、移動能力も非常に低いため、道路開発による個体群の分断も心配されています。
 タケノコギセルのようにもともと生息域がせまくて、個体数が少なく、移動能力が低い希少種は、わずかな環境変化で減少し絶滅に瀕してしまうので、十分な配慮が必要とされます。

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