いきものログ

オトメフラスコモ

車軸藻綱   シャジクモ目   シャジクモ科
オトメフラスコモ Nitella hyalina (DC.) C.Agardh
分布
本州・九州
世界各地
ランク
絶滅危惧I類(CR+EN)
map

 オトメフラスコモは藻類の仲間です。仲間といっても「藻類」という言葉は、陸上のコケと維管束植物を除いた光合成を行う生物すべてを指し、非常に多くの分類群を含む総称です。この藻類の中で、オトメフラスコモはシャジクモと同じ緑色植物門、車軸藻綱に入ります。
 オトメフラスコモは世界各地に分布します。汽水性(海水と淡水が混じった状態)の湖沼を含む、湖沼の浅いところに生育します。 藻体は明緑色で、長さ10~30cmでまれに50cm、茎は非常に細く直径0.32~0.41mmで、節間の長さは小枝の長さの2~4倍です。節ごとに8本の枝を出し、各枝はさらに2回分枝を繰り返します。雌雄同株です。
 日本では1964年の報告で12の湖沼に生育が確認されていました。しかし、最近の調査では、調査された10湖沼のうち9湖沼で生育が確認できませんでした。また、日本でもっとも大きな湖である琵琶湖でも生育状況が不明になっています。減少の理由は湖沼の富栄養化など環境悪化によるもので、その原因は、生活廃水や産業排水が湖沼へ流入したためと考えられています。

もどる