いきものログ

アマミノクロウサギ

脊椎動物門   哺乳綱   ウサギ目   ウサギ科
アマミノクロウサギ Pentalagus furnessi
分布
奄美大島・徳之島
ランク
絶滅危惧IB類(EN)
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 アマミノクロウサギは奄美大島と徳之島だけに分布しており、ウサギの中でも原始的なムカシウサギのなかまとされます。1921年には特別天然記念物に指定されました。
大きさは40~50cm、非常に短いしっぽがあります。眼と耳が小さく、足は短いですが、爪は1.5cmと強大で穴を掘るのに適した体をしています。体毛は厚く、背中は暗褐色、お腹は赤みがあります。
 おもに夜行性で、岩穴や木のうろの巣穴からでて行動を開始します。シイの実、ワラビの若芽や草などをおもな食べものとしています。一般に1産1仔で、年2回の出産期があるといわれています。育児は成獣の巣穴とは別に土穴が掘られ、この中でかなり長い間、育てられます。母親は毎晩、授乳に穴に通い、その穴には苔や土でたくみにカモフラージュした蓋がされ、中央に小さい空気穴があけられています。このような情報は地元の猟師達の目撃談がほとんどで、生態的な研究は未解明な部分が多いのが現状です。
 奄美大島・徳之島にはまだ多くの原生林が残されているため、今のところアマミノクロウサギの絶滅の心配はありませんが、油断はできません。一方、野犬や野生化したイエネコ、マングースなどにより、アマミノクロウサギが捕食される事態が起きています。また、車にひき殺される例もたびたび見受けられます。これらはすべて人為的な影響によるもので、本種の存続にとって脅威となっています。

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