いきものログ

クロイワトカゲモドキ

脊椎動物門   爬虫綱   トカゲ目   ヤモリ科
クロイワトカゲモドキ Goniurosaurus kuroiwae kuroiwae
分布
沖縄本島
古宇利島・瀬底島
ランク
絶滅危惧II類(VU)
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 クロイワトカゲモドキは沖縄諸島と徳之島に固有で、各島の個体群の形態差から5亜種に分類されています。大きく見るとヤモリのなかまですが、その中でも原始的なトカゲモドキ科に属します。このため、ヤモリ類の進化を研究するうえで重要な存在となっています。
 大きさは14~19cmで、体重は7~17gです。他のヤモリ類と違い、まぶたを閉じることができます。体つきはずんぐりしていて、体色は黒褐色を地色に、黄白色・桃白色の横じまや縦線の模様があります。動きは遅いですが、しっぽを自切(じせつ)することができ、天敵から逃れる重要な手段になっています。
 地上性で、低地林~山地林の湿った林床を好み、また、洞窟や沖縄独特の墓の中で見つかることもあります。完全な夜間活動性で、昼間にみられることはなく、このため一般にはあまり知られていないようです。日没後、岩穴などの隠れ家から出現しはじめ、林床の昆虫類・クモ・ムカデなどの土壌動物を待ち伏せし、獲物が近づくと飛びついてこれを捕食します。繁殖は5~8月で、一度に必ず2個産卵し、1シーズンに2~3度産卵を行います。
 森林性であるため、開発などによる森林伐採がクロイワトカゲモドキの生存を脅かしています。

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