いきものログ

ツマグロキチョウ

節足動物門   昆虫綱   チョウ目   キチョウ科
ツマグロキチョウ Eurema laeta betheseba
分布
本州(宮城県以南)・四国
九州・対馬・屋久島・種子島
ランク
絶滅危惧II類(VU)
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 ツマグロキチョウは、東はアジア、西はヒマラヤ・インド、南はオーストラリア北部まで広域に分布するシロチョウの仲間です。日本では宮城県以南のに分布します。
 翅を開いた大きさは18~22mmです。地色は黄色、翅は黒色の帯模様に縁取られ、前翅の前角は角張ります。近似種のキチョウにとてもよく似ていますが、大きさがより小型で、前翅の前角はより強く角張り、翅の黒色の帯模様はより幅が広く、翅の裏に波状の 模様があることで区別できます。
 成虫の発生回数は地方によって異なりますが、年に5,6回発生し、秋発生の個体は成虫越冬します。食草はマメ科植物のカワラケツメイに限定され、近似種のキチョウがネムノキをはじめとして広くマメ科植物を食草としているのと大きく異なります。このため、生息環境はカワラケツメイの見られる河原や荒れ地などの草原環境に限られます。飛び方は比較的ゆるやかでヒメジョオンやセイタカアワダチソウなどの花で吸蜜します。
 カワラケツメイは河原の石ころが転がっているような荒れ地などの草原によく見られる植物です。近年は河川改修などによって、そのような場所が非常に減ってしまい、カワラケツメイはなかなか見ることができない植物となってしまいました。これにともないごく身近に生息していたツマグロキチョウは、急速にその姿を消しつつあります

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