トップページ > 調査に参加する > 調査詳細 > 対象種詳細 対象種詳細 ニホンアマガエル 分類 無尾目 アマガエル科 生きものの特徴 日本人の一番身近にいるカエルです。5~8月に、低地の水田や湿地(しっち)などで産卵(さんらん)します。卵(たまご)からかえったオタマジャクシは、1~2か月ほど水中ですごした後、足がはえて上陸します。成体の全長は2~4.5cmで、多くの個体は背中(せなか)が緑色ですが、周りの色に合わせて、体の色を灰色(はいいろ)や茶色、緑と茶色のまだら模様(もよう)などに変えられます。指の先が丸く、ガラスなどのツルツルしたものにくっつくのが得意です。目の前後にコゲ茶色の線があり、目のうしろの鼓膜(こまく)もコゲ茶色な点で、他のカエルと見分けることができます。ニホンアマガエルの体の表面には、刺激性(しげきせい)のある物質が含(ふく)まれています。強い毒ではありませんが、カエルを触(さわ)った手で目や傷口(きずぐち)を触らないように、水で手を洗(あら)いましょう。 分布 本州・四国・九州 見られる場所の目安 水田・水路・湿地・水辺まわりの草地 見られる季節の目安 春~秋 なるほどコラム ニホンアマガエルは、雨の日や雨が降(ふ)る直前にグェッグェッ、クワックワッという鳴(な)き声でよく鳴きます。これが、アマガエル(漢字で雨蛙と書く)の語源です。多くのカエルは、産卵期(さんらんき)にオスがメスを呼び寄せるために鳴きますが、アマガエルは産卵期や時間帯とは関係なく鳴きます。人に身近なカエルですが、このような生態(せいたい)は、実はとても珍(めずら)しいのです。 ニホンアマガエル もどる