いきものログ

対象種詳細

ニホンヒキガエル

分類

無尾目 ヒキガエル科

生きものの特徴

在来種のカエルの中で最大級のカエルで、大きなものでは全長が18cmになります。主に3~5月ごろに、平地~山地の水たまりやため池、水田などに産卵(さんらん)し、産卵期以外は周辺の草地や森林などに住んでいます。体がとても大きく、背中(せなか)にイボがたくさんあり、腹(はら)に赤茶色の大きな斑点模様(はんてんもよう)があるのが特徴(とくちょう)で、県内にはよく似(に)ているカエルはいません。ジャンプが苦手で、移動はほとんどノシノシと歩いて行うので、その様子からもニホンヒキガエルだとわかるでしょう。産卵期にはクックックッと鳴(な)きます。ニホンヒキガエルの体の表面には、有毒な物質が出ています。カエルを触(さわ)った手で目や傷口(きずぐち)を触らないように、水で手を洗(あら)いましょう。

分布

本州・四国・九州

見られる場所の目安

水田・池・水たまり

見られる季節の目安

春~秋

なるほどコラム

ニホンヒキガエルは、世界中で日本にしかいない日本固有種で、九州では「わくど」とよばれることもあります。また、「福岡県レッドデータブック」では、絶滅(ぜつめつ)のおそれがある生きものとして、絶滅危惧Ⅱ類(ぜつめつきぐにるい)に選ばれています。
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