いきものログ

・タヌキ・キツネ・アナグマは日本の在来種であり、文学作品の題材となるなど、歴史的に日本の文化と深い関わりをもっています。これらタヌキ等の全国的な分布調査は、第6回自然環境保全基礎調査（2004年）以降、実施されていません。また、近年の中山間地域における人口減少や高齢化、山林での作業の減少により、地域において日常的に野生動物を見ておられる方は大きく減っていると考えられます。 ・環境省生物多様性センターでは、2020年度にタヌキ等の捕獲情報等をもとに全国分布図の暫定版を作成しました。しかし、タヌキ等が生息していると推測される地域においても十分な情報を得ることができませんでした（これまでに得られた生息情報は「いきものログ」に反映しておりますので、ご確認いただくことが可能です）。そこで、これまでに皆様が確認・観察されたタヌキ等の生息情報の記録を、全国分布図の作成に活用させていただけますと幸いです。 ・調査の対象となる生息情報は2010年以降のタヌキ・キツネ・アナグマに関する情報となります。 ・特にこれまで生息情報が得られていない地域（空白のメッシュ）について情報提供いただけますと幸いです。ご協力のほどお願いいたします。

・いきものログにユーザ登録していただくことで、どなたでも参加することができます。いきものログトップページの新規登録からユーザ登録して情報をお寄せください。 ・また、ユーザ登録なしで情報をお寄せいただく場合には、タヌキ等分布調査を実施している事務局へ直接メールでご連絡いただいても結構です（メールアドレス　tanuki2021★jwrc.or.jp ★印をアットマークに変更してください）。

・タヌキ・キツネ・アナグマに関する、2010年以降の情報を収集しています。

・既存データ：これまで情報が得られた地域については、メッシュに色付けで表示しています（対象種の説明ページ を参照ください）。今回、特に情報が得られていない空白のメッシュの情報 を提供いただけますと幸いです。 ・報告内容：種名、確認年、確認場所（緯度経度、住所、5㎞メッシュ番号のいずれか）をご報告ください。 ・根拠情報：タヌキ等の生息情報の根拠として、目撃・痕跡・捕獲・死体・巣穴・糞などを報告いただくか、写真（GPSによる位置情報付きのもの）での投稿をお願いします。このほか、会報誌や論文での報告などについても受け付けていますので、事務局のメールアドレス（tanuki2021★jwrc.or.jp ★印をアットマークに変更してください）までご連絡をお願いいたします。 ・調査対象種：タヌキ・キツネ・アナグマの3種です。各種の特徴と、混同されやすいアライグマやハクビシンとの見分け方についてまとめていますので、ご参照ください。 ・これまでの情報源について：環境省生物多様性センターでは、タヌキ等3種の生息情報を国の調査（モニタリングサイト1000や河川水辺の国勢調査など）、捕獲情報などの既存調査の収集の他、市区町村へのアンケートにより現在情報を収集しております。現在表示している地図には、2020度までに収集された情報をもとに作成しており、今後得られた情報をもとに分布図を更新していく予定です。