いきものログ

調査詳細

緑の国勢調査!みんなで虫らべ2024

報告数
25
参加人数
43

活動カテゴリー

環境省実施市民参加型調査

生物調査の概要

生物多様性センターでは、2023年度から自然環境保全基礎調査(緑の国勢調査とも呼ばれます)として全国の昆虫の分布調査を開始しました。この調査は専門家からの聞き取り調査や文献調査など様々な手法を用いて実施します。いきものログにおいても、2000年以降の全国の昆虫の生息情報(2024年はベニトンボ・クマゼミ・キバネツノトンボ・シマゲンゴロウ・オオムラサキの5種)についてweb上で広く情報を求め、全国的な昆虫の分布情報を収集します。

期間

2024年07月25日~2025年02月28日

活動地域

全国

自然環境保全基礎調査は、我が国における自然環境の現況を把握し、自然環境保全を推進する基礎資料を整備するため、環境省が1973年より実施しているものです。このうち昆虫類を対象とした全国的な生息分布調査は、1978年の第2回基礎調査より実施されています。近年、昆虫類では絶滅危惧種が増加し、里地環境ではチョウ類等の減少が報告されるなど、昆虫類の生息環境の悪化が懸念されています。一方で、身近な自然に生息する普通種も含めた昆虫類が注目されており、これらの昆虫の分布や生息状況等の基礎情報を把握することは、環境保全を推進するために重要です。この調査では、我が国の昆虫類を対象に生息分布情報を集め、近年の昆虫類の分布状況を把握し、過去の結果との比較等により、昆虫類の現状やとりまく課題等を明らかにすることを目的としています。

いきものログにユーザ登録していただくことで、どなたでも参加することができます。
1.ユーザ登録をしよう…いきものログトップページの新規登録からユーザ登録をします。
2.調査に参加しよう…登録してログインしたらトップページにある「調査に参加」を押して、環境省実施市民参加型調査から「緑の国勢調査!みんなで虫らべ2024」の表示をクリックします。
3.報告しよう…調査の詳細ページから、各種の調査報告を行います。調査対象となる5種の昆虫を探して、見つけたら写真を撮って報告してください。過去の写真記録を報告することもできます(2000年以降の生息情報を主な収集対象としています)。

調査を実施する際には、安全とマナーに気を払いましょう。
1. 危険な場所には近づかないこと。調査は安全が第一です。
2. 水辺や夜の観察は大人といっしょにすること。油断すると思わぬ事故につながります。
3. 持ち主がいる土地では許可をもらってから行うこと。無断侵入はトラブルの原因となります。
4. 他の場所からいきものを移動させたり、持ち込まないこと。
5. 危険ないきものには注意すること。身近にもスズメバチなど危ない生き物はいます。
6. 弱っていたり、死んでいるいきものには触らないこと。衛生的に好ましくない場合があります。
7. 道や公共の場所、自然のなかでは静かに歩くこと。皆が気持ちよく過ごせるように配慮しましょう。

・調査対象種:ベニトンボ・クマゼミ・キバネツノトンボ・シマゲンゴロウ・オオムラサキの5種です。 幼虫や抜け殻の情報でも大丈夫です。各種の特徴と、見分け方についてまとめていますので、ご参照ください。
・報告内容:種名、確認年、確認場所、緯度経度(10進法(地図上から選択できます)で記載、緯度経度が不明な場合は1㎞メッシュ番号、住所のいずれか)をご報告ください。
・根拠情報:生息情報の根拠として、写真(GPSによる位置情報付きのものが望ましい)での投稿をお願いします。写真は、対象種とよく似た別の種の昆虫と区別するのに大切な情報となります。
・2000年以降の生息情報を主な収集対象としていますが、それ以前の写真記録を報告することもできます。
・対象種であるかどうか見分けることが難しいときは、種名調べをお手伝いします(2024年度は5/1~10/31まで実施中)。写真と見つけた場所などの情報を、「種名調べ支援」ページよりお問い合わせください。
・得られた情報は、他の調査結果で得られた情報と合わせ、最終的に分布図等の形で公表する予定です。また、GBIF(地球規模生物多様性情報機構)といったオープンデータに登録する場合もあります。

調査対象種

種名をクリックすると詳細を見ることができます。

この調査の調査対象種をいきものログ全体からまとめて検索します。