いきものログ

対象種詳細

アキアカネ

分類

トンボ目 トンボ科

生きものの特徴

日本に分布する「赤とんぼ」には多くの種が含まれますが、アキアカネはそれらの中でも普通に見られる種のひとつです。体の色は橙色に黒い班があり、若い成虫ではオス、メスにあまり差はありませんが、秋になり成熟するとオスは赤くなります。 幼虫は水中で生活し、春先に卵から孵った幼虫は、他の水生昆虫や小動物を捕らえて食べ、成長します。十分に成長した幼虫は、6月上旬くらいから地上に上がり、植物の茎などにつかまり羽化します。成虫は、広々とした明るい開放空間を好み、産卵は水深の浅い場所を選んで行います。そのため、平地の水田地域では多くのアキアカネを見ることができます。 体長は約40㎜で、翅を開いた大きさ約50㎜です。

分布

北海道、本州、四国、九州

みつけられる環境の目安

河原、水田、林縁、草原、高原

みつける季節の目安

夏・秋

見分けかた

他の赤とんぼと呼ばれるトンボ類とよく似ますが、翅や頭の色や、胸の模様の違いによって区別することができます。ナツアカネは、その中でも最もアキアカネと間違えやすい種ですが、胸の模様を見ると、アキアカネは2本ある黒い筋のうち前の筋の先端がとがっているのに対し、ナツアカネでは断ち切れたような形をしています。

撮影のポイント

成虫の胸の横の模様が見えるように撮影してください。 トンボが翅を下げてリラックスしているときがシャッターチャンスです。あせらずにゆっくりと近づきましょう。
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  • 胸部中央にある2本の筋のうち、前の黒筋はとがっています

  • ナツアカネの胸部中央にある2本の筋のうち、前の黒筋は断ち切れたようになっています