トップページ ＞ 調査に参加する ＞ 調査詳細 ＞ 対象種詳細 対象種詳細 ハラビロカマキリ 分類 カマキリ目 カマキリ科 生きものの特徴 体長はオスが40㎜～60㎜、メスが50㎜～70㎜くらいです。他のカマキリに比べて前胸が短く、腹部は幅が広く見えます。成虫の前ばねに白色の小さな紋があるのが特徴です。前あしには白黄色のイボがあります。緑色の個体が多いですが、紫色がかった褐色のものもまれに見られます。 樹の上などを好み、林縁の日当たりの良い枝の上や開けた草地の葉上に生息しています。花などで、餌である昆虫を待ち伏せている姿が見られることもあります。木の幹や枝、ブロック塀などに卵のつまった楕円形の卵鞘を産みつけます。 分布 本州、四国、九州、沖縄 みつけられる環境の目安 河原、畑、林縁、草原 みつける季節の目安 夏・秋 見分けかた 他のカマキリに比べ、明らかに前胸が短く体幅が広いことから、頭が大きく寸詰まりな印象を受けます。前ばねに白色の小さな紋があり、これは他種と見分ける上での大きな特徴です。幼虫は、翅が発達していないため白紋は観察できませんが、成虫と同じような体型で、腹部を上に向けて曲げている場合が多いという特徴があります。 撮影のポイント 胸と腹の部分を背面側から、胸の形と翅にある白い点がよく写るように撮影してください。 まれに茶色の体色をした個体も見られます 胸部が幅広で短く翅に白点がある オオカマキリ（調査対象種外）の仲間は胸部が細長く、はねに白点がありません もどる