トップページ > 調査に参加する > 調査詳細 > 対象種詳細 対象種詳細 アカボシゴマダラ大陸亜種 分類 チョウ目 タテハチョウ科 生きものの特徴 翅(はね)を開いた長さは約70~90mmです。 中型のタテハチョウの仲間で、公園や緑地などで見られます。成虫は日中、樹液や熟した果実の汁を吸ったり、木の上や林のへりを緩やかに飛びます。幼虫はエノキの葉をたべます。 このチョウは、日本には奄美大島と徳之島にアカボシゴマダラ在来亜種が分布するのみでした。しかし1995年以降に埼玉県等、関東地方でも見られるようになりました。この関東地方のアカボシゴマダラは、奄美群島のものとは異なるアカボシゴマダラ大陸亜種という中国や朝鮮半島に分布するもので、外国から誰かが持ち込んでわざと逃がしたものが定着したのではないかと考えられています。 分布 関東地方、東海地方 みつけられる環境の目安 畑、林縁、平地林 みつける季節の目安 春・夏・秋 見分けかた 在来種であるゴマダラチョウと似ていますが、成虫の後ろばねに赤い模様があることで区別することができます。また、アカボシゴマダラ大陸亜種は、春に白化型とよばれる赤い模様が無いものが現れることがありますが、ゴマダラチョウに比べて全体に白く、区別は容易です。 撮影のポイント 成虫の後ろばねにある赤い模様が見えるように撮影してください。 食草となるエノキを探すことで、幼虫や産卵に来る成虫を確認できる可能性が高くなります。 アカボシゴマダラに似ているゴマダラチョウ(左)とアカボシゴマダラ(右) 幼虫 もどる