いきものログ

対象種詳細

ハマダンゴムシ

分類

等脚目 ハマダンゴムシ科

生きものの特徴

大きさは3~25mmで、体色は白、灰色、ピンク、オレンジなどバリエーションに富んでいて、黒や白の模様があるものもいます。比較的環境の良い、細かい砂利や砂の海岸でよく見られます。夜行性で、昼間は打ち上げられた海藻や流木などの下の砂に潜っています。浜に打ち上げられた海草や、魚などの動物の死がいを食べます。

分布

北海道、本州、四国、九州

みつけられる環境の目安

海岸(砂浜)

みつける季節の目安

春・夏・秋・冬

見分けかた

海岸に生息するダンゴムシの仲間は本種だけですが、海岸付近の林にはオカダンゴムシが住んでいます。オカダンゴムシは2~15mm程度で体色は黒もしくは灰色に黄色模様です。ハマダンゴムシでは胸部の体節の両端に底節板(小さな板)があること、腹尾節(一番おしりの部分)の形が横長の長方形であること(オカダンゴムシでは富士山形)から見分けられます。フナムシやワラジムシにも似ますがこれらの生きものは、ダンゴムシの様に丸まりません。

撮影のポイント

丸まっていない状態では横から撮影してください。 丸まった状態では顔と腹尾節が見えるように撮影してください。
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  • 個体によって体色や模様に違いがあります

  • ハマダンゴムシ(左)とオカダンゴムシ(右)は腹尾節(一番おしりの部分)の形が違います

  • ハマダンゴムシ(左)胸部の体節の両端に底節板と呼ばれる小さな板がついています