トップページ > 調査に参加する > 調査詳細 > 対象種詳細 対象種詳細 アシハラガニ 分類 十脚目 モクズガニ科 生きものの特徴 干潟を徘徊するカニとしては大型です。甲の幅は約30~35mmくらいです。甲は青灰色でやや横長の長方形で厚みがあります。はさみは淡黄色で目立ち、太くて丸っこく左右同じ大きさをしています。河口や内湾の砂泥干潟に生息し、干潟に面したヨシ原から潮間帯の砂底にかけて見つけることができます。海から遠く離れることはなく、砂泥に深さ40cmほどの巣穴を掘って生活し、冬は巣穴で冬眠します。活動は昼よりも夜が活発と言われています。 いろいろなものを食べる雑食性で、他のカニを捕食することもあります。雑食性であるため、動物死骸や植物質などの有機物の分解を促す「干潟の掃除屋さん」として生態系の中で重要な役割を担っています。 分布 北海道、本州、四国、九州 みつけられる環境の目安 海岸、干潟 みつける季節の目安 春・夏・秋 見分けかた クロベンケイガニやハマガニなどに似ますが、甲の表面がややなめらかで、目立つ模様や顆粒がなく側縁(甲羅の両横の部分)前方に深い切れ込みがあり、2つのとがった歯があるように見えます。またはさみが左右同じ大きさで、他の脚は毛深くないことである程度区別することができます。 撮影のポイント 甲羅のかたち、模様や表面の様子が見えるように撮影してください。 少し怒らせてはさみのかたちや色がわかるように撮影してください。 ハサミは左右同じ大きさです もどる