トップページ > 調査に参加する > 調査詳細 > 対象種詳細 対象種詳細 ハマボッス 分類 ツツジ目 ヤブコウジ科 生きものの特徴 北海道から沖縄にかけての海岸に生育し、高さは10~40cmになります。葉は肉厚で光沢があり、細長い卵形で、互生し、長さ2~5cm、幅1~2cmです。 花は5~6月頃に咲き、白色で径1~1.2cmで、花びら(花弁)は5枚です。果実は球形で径4~6mmで、先端にめしべの一部(花柱)が残ります。果実の中に楕円形の種子が入っています。 分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄 みつけられる環境の目安 海岸 みつける季節の目安 開花時期(5~6月頃) 見分けかた 海岸に生える似た種類としては、本州(関東以南)から沖縄にかけて分布するアカネ科のソナレムグラなどがあります。ソナレムグラは、海岸の岩の割れ目などに生育し、高さが5~20cmです。葉はやはり肉厚で光沢があり、長さ1~2.5cm、幅0.4~1.2cmです。花は8~9月頃に咲き、径3~4mmで、花びらは4枚です。果実は球形で径4mm、先に4個の短い萼片があります。 小笠原諸島には、変種のオオハマボッスが生育しています。ハマボッスに比べて花が大きく、径は約1.5cmです(オオハマボッスは今回の調査の対象ではないので、オオハマボッスと識別できた場合には、通常のいきものログより報告してください)。 撮影のポイント 花と葉、または果実と葉を一緒に、それらの形がよく見えるように撮影してください。 生育環境がわかるような風景の写真も撮影してください。 ハマボッス 花 ハマボッス 果実 ハマボッスの生育環境 似ている種 ソナレムグラ ソナレムグラはハマボッスに比べて葉や花が小さめで、ハマボッスの花びらは5枚ですが、ソナレムグラは4枚です。また、ハマボッスの葉は互生(葉が互い違いに生えること)ですが、ソナレムグラは対生(向かい合って生えること)です。 もどる