いきものログ

対象種詳細

ニホンカナヘビ

分類

有鱗目 カナヘビ科

生きものの特徴

尾が非常に長く、ヘビのように細長いことから“愛蛇(かなへび)”と呼ばれます。昼行性で、登る能力も高く、主に林縁のガレ場や草の上で日光浴をしている姿が見かけられます。 繁殖期は主に5~8月で、石や倒木の下などに6~10mm程の殻のある卵を2~6個産みます。夜は落ち葉の間や草の葉の上で眠り、10~4月になると石の下や土の中で冬眠します。 全長16~27cmくらいで、卵からふ化した時の大きさは全長で7~9cmほどです。

分布

北海道、本州、四国、九州

みつけられる環境の目安

水田、林縁、草原

みつける季節の目安

春・夏・秋

見分けかた

背中が茶色~褐色で、尾が長いのが特徴です。鱗ひとつひとつに“キール”と呼ばれる筋があり、手で触るとザラザラします。ニホントカゲと間違われることがありますが、ニホントカゲの体の表面には光沢があるのに対し、ニホンカナヘビはカサつく外見をしています。また、幼体を見比べると、ニホントカゲの幼体の尾は鮮やかな青色をしていますが、ニホンカナヘビの尾は黒ずんでいることで見分けられます。 ニホンカナヘビのオスは交尾の時にメスを強く噛むので、V字の歯型がメスの腹面に残ります。

撮影のポイント

頭から尾の先端まで、全身が入るように撮影してください。 近づける場合は背中の鱗や側面の模様が見えるように、拡大した写真を撮影してください。
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  • ニホンカナヘビ

  • ニホントカゲ幼体

  • ニホントカゲ成体