いきものログ

対象種詳細

アオダイショウ

分類

有鱗目 ナミヘビ科

生きものの特徴

木に登るのが得意で、腹側の鱗にある角張りを木にひっかけてスルスルと登り、鳥の巣を襲うこともあります。成体になると、英名で「ネズミヘビ」と呼ばれるほどネズミをよく食べることから、民家や倉庫では大切に扱われてきました。主に日中に活動しますが、幼体は夜にもしばしば見かけられます。 5~6月に交尾し、7~8月に4cm程の楕円形の卵を産みます。毒はありませんが、あごの力が強く、歯も硬いため噛まれると血が出ることもあり、つかまれるとカメムシに似た臭いをなすりつけるので注意が必要です。冬は地中にもぐり冬眠します。 全長は100~192cmくらいで、卵からふ化した時の大きさは35~40cmです。 太さは全長100cm程の個体の一番太いところで3~3.5cmくらいです。

分布

北海道、本州、四国、九州

みつけられる環境の目安

平地~山地の林、畑、水田、人家周辺

みつける季節の目安

春・夏・秋

見分けかた

背中の模様はオリーブグリーンの地にぼんやりした縦縞があるのが普通で、シマヘビと見間違われることがありますが、目の虹彩の色(アオダイショウはオリーブかかった褐色、シマヘビは赤っぽい)で区別することができます。 幼体は成体と色や模様が異なり、ニホンマムシに似た斑紋がありますが、眼の後ろの黒線(眼線)がニホンマムシでは太く、アオダイショウは細いことなどで見分けることができます。見分けに確信が無い時でも、これらのヘビにはむやみに近づかないようにしましょう。

撮影のポイント

体全体が写るように、背中側から撮影してください。 可能であれば、鱗の並びや目の色がわかるように、頭を横側と上側から撮影してください。
  •  

  • 幼蛇

  • 背側にはぼんやりとした模様があります

  • 腹側は模様が無く白い