トップページ > 調査に参加する > 調査詳細 > 対象種詳細 対象種詳細 ニホンアマガエル 分類 無尾目 アマガエル科 生きものの特徴 日本国内に広く分布し、目にする機会の多いカエルの一種です。吸盤が発達しているため、地上から樹木の上まで、様々な環境を利用します。繁殖期は夏を中心に長く、春~秋に水田周辺や湿地、流れの緩やかな河川沿いなどでよく見かけられます。名前の由来は“雨蛙”で、雨が降ったり、雨が近づいたりすると、「クワッ、クワッ、クワッ、・・・」と大きな声で合唱(コーラス)するのが聞こえます。 体の色は緑色が一般的ですが、周りの環境に合わせて色を変える能力があり、時には灰色になったりもします。警戒心が比較的弱く、簡単に捕まえることができますが、体の表面には毒があるため、触った後はすぐに手をすすぎ、目などをこすらないように注意する必要があります。冬は地中で冬眠します。 体長は2~4cmで、オスよりもメスの方が大きくなります。 分布 北海道、本州、四国、九州 みつけられる環境の目安 小川、河原、畑、水田、池沼 みつける季節の目安 春・夏・秋 見分けかた 目の前方から前肢の根元付近にかけて、黒い線状の模様が入ることが特徴です。体の色が同じく緑色で、紛らわしいカエルにシュレーゲルアオガエルやモリアオガエルがいますが、これら2種の目のまわりには黒い模様が入らないことで区別できます。 また、幼生(オタマジャクシ)は左右の目が広く離れた独特な顔つきをしているため、他のオタマジャクシと簡単に見分けることができます。 撮影のポイント 体の全身が写るように、横から撮影してください。 近寄れる場合は目のまわりの黒い模様が写るように、頭部を横から撮影してください。 水田の近くの植物の上でよく休んでいます もどる