トップページ > 調査に参加する > 調査詳細 > 対象種詳細 対象種詳細 ネムノキ 分類 マメ目 マメ科 生きものの特徴 6~7月にピンク色の糸が集まったような花をつけるマメ科の落葉樹。里山の林縁(りんえん:森林と開けた場所が接(せっ)しているところ)や河川敷(かせんじき)、公園などに生え、10mほどの高さまで成長します。幹(みき)や枝(えだ)が斜(なな)めに伸(の)びて逆(ぎゃく)三角形の樹形(じゅけい)になるため、遠くから見ても目立ちます。長さ1cmほどの小さな葉(小葉)が羽のようにたくさんに並(なら)んでつきます。 分布 本州・四国・九州・沖縄(おきなわ) 見られる場所の目安 里山の林縁・河川敷・公園 見られる季節の目安 花は6~7月、葉は5~11月 似ている種類との見分け方 外来のアカシア類とオジギソウに似(に)ています。 ネムノキは、小葉の長さが0.7~1.7cmで、それが15~33対並んでいます。外来のアカシア類は小葉の長さが0.4~0.6cmと非常(ひじょう)に小型で、30~60対とたくさん並んでいます。また、小葉が並んだ羽片(うへん)が、ネムノキは6~10対なのに対し、外来のアカシア類は10~22対とたくさんつきます。オジギソウは草なので、高さは20~30cmほどにしかなりません。 ネムノキの花はピンク色の糸が集まったような円錐(えんすい)形ですが、外来のアカシア類は黄色の糸が球(たま)のようにまん丸く集まった形をしています。オジギソウの花はピンク色での糸が球のようにまん丸く集まった形をしています。 なるほどコラム ネムノキの仲間は、暗くなると左右の小葉がぴたりと合わさって葉が閉(と)じる習性があります。この様子がまるで眠(ねむ)っているように見えることから、ネムノキと名付けられたと言われています。ちなみに、ネムノキの花言葉は「歓喜(かんき)、創造的(そうぞうてき)」です。 ネムノキ 似ている種類との見分け方 もどる