いきものログ

対象種詳細

キアゲハ

分類

チョウ目 アゲハチョウ科

生きものの特徴

幼虫(ようちゅう)時代にミツバやニンジン、パセリなどのセリ科の植物を食べるアゲハチョウの仲間。幼虫は太くて毛のないイモムシで、体長は約5cm、黄緑色と黒色のしま模様(もよう)で、黒色のしま模様の中にオレンジ色の点模様がつきます。

分布

北海道・本州・四国・九州

見られる場所の目安

河川敷(かせんじき)、庭先、公園などの草地

見られる季節の目安

幼虫:春~秋

似ている種類との見分け方

黄緑・黒・オレンジ色をしたイモムシはキアゲハの幼虫しかいませんが、他のアゲハチョウの仲間とスズメガの仲間は体の形が似(に)ています。 他のアゲハチョウの仲間も、キアゲハと似た大型で太くて毛のないイモムシですが、体の色が黄緑色で、胸(むね)に目のような形をした丸い模様がつきます。スズメガの仲間も大型で太くて毛のないイモムシですが、お尻(しり)の先に尾角(びかく)という突起(とっき)があります。

なるほどコラム

アゲハチョウの仲間の幼虫は、敵(てき)に襲(おそ)われると、頭の先から臭角(しゅうかく)というくさいにおいの出る突起を出して、敵を驚(おどろ)かせます。キアゲハの幼虫はオレンジ色の臭角を出します。幼虫を見つけたら、枝(えだ)で“そーっと”突(つつ)いてみては?どんなにおいがするのか、レッツトライ!
  • キアゲハ幼虫

  • 似ている種類との見分け方