トップページ > 調査に参加する > 調査詳細 > 対象種詳細 対象種詳細 サワガニ 分類 十脚目 サワガニ科 生きものの特徴 名前のとおり、上流の沢(さわ)のまわりに生息するカニ。雑食性(ざっしょくせい)で、水中の藻(も)や虫のほかに、川のまわりの陸地にいるミミズなども食べます。体は赤色やコゲ茶色、まれに白色や青色をしていて、甲羅(こうら)と足には毛や目立つ突起(とっき)がつかず、スベスベしています。 分布 本州・四国・九州 見られる場所の目安 上流や源流(げんりゅう)の水中と、その周りの陸地 見られる季節の目安 春~秋 似ている種類との見分け方 アカテガニとモクズガニに似(に)ています。 サワガニの足の毛は目立ちませんが、アカテガニとモクズガニの足には硬(かた)くて長い毛がついています。また、モクズガニは、大きくなるとハサミ足にふさふさの毛がたくさんはえます。モクズガニは甲羅の頭側の縁(ふち)に深い切れ込(こ)みが2つ入ります。 なるほどコラム サワガニは水のきれいな場所に生息するため、水質評価(すいしつひょうか)の指標になっています。福岡県内には、一生を淡水(たんすい)で生きるカニはサワガニ以外いません。 カニの仲間には、お腹(なか)に「ふんどし」とよばれる呼吸器官(こきゅうきかん)があります。この形が細長い三角形だとオス、お腹いっぱいに広がった丸い三角形だとメスです。メスはたくさんの卵(たまご)をふんどしに抱(だ)いて育てるので、大きい形をしています。サワガニを捕(つか)まえたら、ひっくり返してお腹を確認(かくにん)してみましょう。 サワガニ 似ている種類との見分け方 もどる