トップページ > 調査に参加する > 調査詳細 > 対象種詳細 対象種詳細 ウシガエル 分類 無尾目 アカガエル科 生きものの特徴 ボーボーとウシのように低い声で鳴くアカガエル科のカエル。アメリカ原産の外来種で、食用として飼育(しいく)されていたものが逃(に)げ出して、全国各地の水田や池、水路などの流れの少ない場所に広がりました。ウシガエルは体が11cm以上と非常(ひじょう)に大型で、緑色の体に赤茶色やコゲ茶色のまだら模様(もよう)がつきます。 分布 全国(北海道中部以北をのぞく)*アメリカ原産の外来種で、日本のほかにメキシコ、ヨーロッパ、マレーシアなどにも侵入(しんにゅう)しています。 見られる場所の目安 水田・池・水路・流れのゆるやかな川 見られる季節の目安 春~秋 似ている種類との見分け方 トノサマガエルとツチガエル・ヌマガエルに似(に)ています。 ウシガエルは口からお尻(しり)までの長さが15cmを超(こ)えるため、大型の個体(こたい)であれば大きさで区別ができます。ウシガエルは顔が緑色で、腹部(ふくぶ)には黒いまだら模様があります。トノサマガエルは、背中(せなか)側に口からお尻にかけて緑色か黄色の線がくっきり入り、腹部は白色です。ツチガエル・ヌマガエルの背面(はいめん)はコゲ茶色で、イボイボがたくさんついています。ちなみに、ツチガエルの腹部は灰(はい)色で、ヌマガエルの腹部は白色です。 なるほどコラム ウシガエルは口に入る大きさの動く物ならなんでも食べてしまうため、生態系(せいたいけい)に大きな被害(ひがい)が出ていることから、外来生物法という法律(ほうりつ)で特定外来生物に指定されています。ウシガエルのエサとしてアメリカから持ち込(こ)んだアメリカザリガニも一緒(いっしょ)に野外へ逃(に)げ出し、各地で在来(ざいらい)の水生動植物を食べて被害を出しています。ウシガエルを飼育(しいく)・運搬(うんぱん)することは法律で禁止(きんし)されていますので、注意してください。 ウシガエル 似ている種類との見分け方 もどる