トップページ > 調査に参加する > 調査詳細 > 対象種詳細 対象種詳細 ミシシッピアカミミガメ 分類 カメ目 ヌマガメ科 生きものの特徴 通称(つうしょう)ミドリガメとよばれているヌマガメ科の外来種。名前のとおりアメリカのミシシッピ川が原産で、顔の耳(目の後)の部分が赤い色をしています。1950年代以降(いこう)にアメリカから大量に持ち込(こ)まれ、ペットとして飼(か)われていたものが逃(に)げ出したり捨(す)てられたりして、日本全国に広まりました。 分布 全国(北海道北部をのぞく)*アメリカ原産の外来種で、日本のほかにインド、ハワイ、ヨーロッパなどにも侵入(しんにゅう)しています。 見られる場所の目安 池、流れがゆるやかな川、大きな水路 見られる季節の目安 春~秋 似ている種類との見分け方 ニホンイシガメとクサガメに似ています。 ミシシッピアカミミガメは耳が赤色で目立ちますが、他の2種には赤い模様(もよう)はつきません。子どものころの甲羅(こうら)は、ミシシッピアカミミガメは鮮(あざ)やかな緑色に黄色の複雑(ふくざつ)な模様がつきますが、他の2種はコゲ茶色や薄(うす)い茶色、灰色で模様がありません。大人になると、この3種の甲羅の色形は似ています。ミシシッピアカミミガメとニホンイシガメは甲羅の中心にキールと呼(よ)ばれる縦(たて)の出っ張(ぱ)りが1本しかありませんが、クサガメは中心と左右に1本ずつの計3本のキールがあります。尾(お)側の甲羅の縁(ふち)は、ミシシッピアカミミガメとクサガメは少し波打つ程度(ていど)で滑(なめ)らかですが、ニホンイシガメはギザギザしています。 なるほどコラム ペットショップなどで、体長5cmほどの幼体(ようたい)がミドリガメとして売られていますが、大人になるとオスは23cm、メスは28cmにまで達します。繁殖力(はんしょくりょく)が旺盛(おうせい)で、在来(ざいらい)のカメのすみかを奪(うば)ってしまいます。また、様々な生きものを食べるため、在来の動植物への影響(えいきょう)も心配されており、要注意外来生物に選ばれています。 ミシシッピアカミミガメ 似ている種類との見分け方 もどる