いきものログ

対象種詳細

アレチウリ

分類

ウリ目 ウリ科

生きものの特徴

 ウリ科の一年生草本。つる植物。長いものは、10mに達する。葉は五角状広心臓形。葉の脇から、雌雄別の花序をつける。花期は8~10月。棘と毛が密にある1cmほどの楕円形の果実を複数まとまってつける。

分布

北米原産。日本全国に分布する。長野県でも全県に分布する。日本には、1952年に静岡県で見つかったとされる。

生息環境・見つけられる環境の目安

川岸や河川敷、林縁。

類似種との見分け方

マメ科のクズの葉に似るが、アレチウリには白毛やとげが多いが、クズには茶褐色の毛がつく。クズの葉は3小葉からなる。

影響

大繁茂して、他の植物を包み込み枯死させるため、在来植物を駆逐するなど生態的な影響がある。また、飼料畑でも発生し農業被害を発生させる。

対策

種子をつける前のできるだけ小さい内に抜き取る。1年に数回行い、発生がなくなるまで数年、抜き取りを継続する。
  • 河畔林を覆い尽くすアレチウリ

  • アレチウリの花

  • アレチウリの実生

  • アレチウリの実