いきものログ

対象種詳細

ハルザキヤマガラシ

分類

アブラナ目 アブラナ科

生きものの特徴

アブラナ科の多年生草本。茎は直立し、高さ20~90cm、上部で多く分岐する。葉は濃緑色で、質はやや厚く光沢がある。茎の上部で良く分岐し、鮮黄色の花を多数つける。花期は4下旬~5月。

分布

ヨーロッパ原産。全国に分布し、長野県でも全県に分布する。明治末に渡来し植物園で栽培され、1960年に野外での定着が確認された。

生息環境・見つけられる環境の目安

河川敷、堤防法面、道ばた、畑地、牧草地など。

類似種との見分け方

標高の高い場所にある在来種のヤマガラシとよく似る。カラシナやセイヨウアブラナにも似るが、全体小さく、花も小さいが、茎が太くがっしりしている。

影響

広く繁茂すると、在来種と競合する。農耕地に進入すると、農作物に影響が出る。高原など自然度の高い場所にも進入し、在来種のヤマガラシと接すると交雑の懸念がある。

対策

種子をつける前に抜き取りをおこなう。
  • 河川敷に繁茂するハルザキヤマガラシ

  • ハルザキヤマガラシの花