いきものログ

対象種詳細

ホソオチョウ

分類

生きものの特徴

アゲハチョウ科ギフチョウ族の種類。雄は白く、雌は黒い。年2~3回の発生で、春型と夏型がある。夏型は特に尾が長い。飛翔力が弱く、ゆっくり優雅に飛ぶ。食草はウマノスズクサで、在来のジャコウアゲハと競合する。

分布

ロシア東部、中国、朝鮮半島原産。日本へは意図的な放蝶により定着した。1978年に東京で発確認された。関東から九州(福岡)まで分布する。長野県では、2012年に長野市、2013年に千曲市で発生が確認された。

生息環境・見つけられる環境の目安

ウマノスズクサが生育する場所に生息する。堤防の法面や明るい草地。

類似種との見分け方

尾が長く特徴的で、日本には類似種はいない。

影響

ジャコウアゲハとの競合が心配される。

対策

成虫及び卵、幼虫の捕獲。
  • ホソオチョウ(雄・夏型)

  • ホソオチョウ(雌・春型)

  • ホソオチョウ(終齢幼虫)

  • ジャコウアゲハ(終齢幼虫)