いきものログ

対象種詳細

アカボシゴマダラ

分類

生きものの特徴

タテハチョウ科の種類。年3回の発生で、春型は白化する。飛翔力が強く、雄は朝と夕方に空間の占有行動をとる。食草はエノキ類。後翅の赤い紋は丸い輪にならない。

分布

中国、台湾、奄美諸島に分布し、それぞれの3亜種に分類される。奄美諸島亜種は準絶滅危惧種であるが、中国亜種が意図的な放蝶により定着した。1995年に埼玉県、1998年に神奈川県で確認され、関東を中心に分布を拡大している。長野県では、2014年に軽井沢町で確認された。

生息環境・見つけられる環境の目安

エノキがある周辺や林冠を飛翔する。

類似種との見分け方

ゴマダラチョウに似るが、後翅に赤い紋がある。

影響

ゴマダラチョウやオオムラサキとの競合が心配される。

対策

成虫及び卵、幼虫の捕獲。
  • アカボシゴマダラ(雄・夏型)

  • アカボシゴマダラ(雄・夏型)

  • 近縁在来種ゴマダラチョウ(夏型)