トップページ > 調査に参加する > 調査詳細 > 対象種詳細 対象種詳細 ウチダザリガニ 分類 エビ目 ザリガニ科 生きものの特徴 最大体長15cm。主に暗緑色~茶褐色でハサミの付け根に青白色の鮮やかな斑点がある。攻撃的で頻繁に共食いする。夏期は日中でも行動することが多いが、通常は夜間に行動が活発になる。雑食性で、水生生物の捕食能力が高い。 分布 北米大陸のカナダ南西部(ブリティッシュコロンビア州)からアメリカ北西部(カリフォルニア州北部,オレゴン州,ワシントン州,アイダホ州)が原産地。1926〜1930年頃に食用種として日本に輸入され、各地で養殖試験が実施された。 生息環境・見つけられる環境の目安 冷水性の河川や湖沼。 類似種との見分け方 アメリカザリガニ(外来種)のハサミは全体に赤くブツブツの突起がある。ニホンザリガニ(長野県には分布しない種)のハサミにはブツブツの突起がなく、ハサミの付け根に青白色の模様もない。 影響 在来水生生物の捕食、隠れ家をめぐる競争、ミズカビ病(ザリガニペスト)の媒介、水生植物の切断、大きな巣穴を掘ることによる河岸侵食・土手の決壊等。 影響を受ける生物:ニホンザリガニ、モクズガニ、マルタニシ等巻貝類、両生類,底棲魚類(卵を含む)といった在来水生生物、水生植物、マリモ等。 対策 魚のアラ等を餌にしたカゴ罠による捕獲が一般的。欧州では性フェロモンを用いた誘引トラップの開発が進められている。素手、タモ網等を使用した捕獲も可能。但し、世界的に本種の根絶に成功した例はない。 ウチダザリガニ もどる