トップページ > 調査に参加する > 調査詳細 > 対象種詳細 対象種詳細 ブラウントラウト 分類 サケ目 サケ科 生きものの特徴 最大体長100cmに達する大型のサケ科魚類。背面はやや緑がかった褐色~黄色,腹部は銀白色。体側に大型の黒斑と白や青色で縁取られた朱赤色の斑点が散在する。3~4歳魚で20~50cmになる。一部の水域では降海型(Sea trout)の出現が知られ海洋を経由して分布域を拡大している可能性が指摘される。 分布 ヨーロッパ~西アジアが原産地。日本へは1877~1926年に米国からカワマスまたはニジマス卵に混入して輸入された。 生息環境・見つけられる環境の目安 河川や湖沼。ニジマスより中底層に生息する。水温が低く、酸素が豊富な湖沼、急深な河川の岩石や倒木の陰。 類似種との見分け方 ニジマスに似るが体側に虹色の縦条はない。 影響 在来種の捕食や資源を巡る競争。また一部イワナとの交雑が報告されている。影響を受ける生物としては、同所的に生息する魚類一般、イワナ、ヤマメ、ウグイなど。 対策 漁具を使用しての捕獲。移植禁止の徹底。 ブラウントラウト(上高地明神池)(撮影:清水義雄さん) ブラウントラウト ブラウントラウト もどる