いきものログ

対象種詳細

カミツキガメ

分類

カメ目 カミツキガメ科

生きものの特徴

背甲長49cmに達する大型種。背甲には3本の隆条があり、後端はぎざぎざ.腹甲は小さい。四肢は強靱で頭部が大きい。

分布

カナダからエクアドルにかけてのアメリカ大陸が原産地。1960年代からペットとして輸入されたものが遺棄されている。福島、新潟、群馬、茨城、埼玉、神奈川、山梨、長野、石川、東海、近畿、岡山、鳥取、広島、山口、香川、福岡、佐賀、長崎、大分、宮崎、熊本、鹿児島、沖縄の各県で記録あり。千葉県印旛沼付近および静岡県で繁殖し定着している。

生息環境・見つけられる環境の目安

緩やかな流れや止水中の水生植物、岩、沈水木などが多い場所を特に好む。

類似種との見分け方

在来種に比べて尾が長いため、尾跡の最大幅/左右の足跡が1/5を超える(在来種では1/10以下)という特徴で、軌跡から生息を確認できるという報告がある。

影響

捕食による淡水生物相への影響、競合による在来の淡水カメ類への影響。ヒトへの咬傷。 影響を受ける在来生物:水草や水生昆虫、ザリガニ、カニ、エビ貝類、ミミズ、ヒル、淡水カイメン、魚類、カエル、ヘビ、小型のカメ類などさまざまなものを採餌するため、淡水生物相に広く影響が及ぶ。

対策

魚のアラなどをエサにした頑丈なトラップを多数設置することが有効。
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