トップページ > 調査に参加する > 調査詳細 > 対象種詳細 対象種詳細 ガビチョウ 分類 スズメ目 チメドリ科 生きものの特徴 全長約20〜25cm。全体に茶褐色で、目の周りと目の後が帯状に白い、ツグミ大の鳥類。繁殖期にはなわばり性が強い。さえずりはクロツグミに似るが他種のさえずりを鳴き真似する。 分布 中国南部、ベトナムやラオス北部、台湾などに自然分布。日本には江戸時代頃より愛玩用の飼い鳥として輸入。1980年代以降、北九州、関東、福島、長野の4地域で定着が確認され、分布拡大。長野では1995年頃より佐久市を中心に記録され、その後上田・長野方面にも分布拡大。また、諏訪地域にも分布し、塩尻や伊那方面に拡大傾向にある。 生息環境・見つけられる環境の目安 標高約1,000m以下の下層植生の発達した林を好み、低木や地上などに営巣。民家の庭先などでも観察される。 類似種との見分け方 影響 種間競争による在来種への影響が懸念される。 対策 定着個体群の駆除等は極めて困難。輸入制限や飼育管理の徹底など、野外への逸出の防止。 千曲市で確認されたガビチョウ(撮影:神尾雄二さん) もどる