いきものログ

対象種詳細

アメリカミンク

分類

食肉目 イタチ科

生きものの特徴

イタチ科に属しオスの頭胴長45cm、尾長は35cmくらいでテンほどの大きさ。メスはひとまわり小さい。体色は黒色、褐色、青灰色、白色など様々な変異があるが、県内では黒色の個体がほとんどのようである。河川沿いに生息し、巧みに泳いで魚類や甲殻類を捕食するほか、鳥類や野ネズミ類なども食べる。

分布

北アメリカ原産。日本では、毛皮目的に養殖されていたものが逃げ出して野生化し、北海道の河川沿いに広く分布し、近年は本州でも宮城県、福島県、群馬県、長野県などでも野生化が確認されている。

生息環境・見つけられる環境の目安

現在、川上村から上田市にかけての千曲川流域の河川に生息している。

類似種との見分け方

イタチに似ているが、ひとまわり大きく体色も黒一色であることが多い。ただし、褐色のミンクは遠目では区別がむずかしい。

影響

在来の魚類や鳥類などの補食による生態系への影響。河川の放流魚の捕食など漁業被害。

対策

千曲川上流域では、特定外来生物法に基づいて地元漁協によって捕獲が行われている。主にかご罠で捕獲。
  • アメリカミンク 長野県では黒一色のアメリカミンクが多い。