トップページ > 調査に参加する > 調査詳細 > 対象種詳細 対象種詳細 イチイガシ 分類 ブナ目 ブナ科 生きものの特徴 高さ30mまで成長する常緑(じょうりょく)高木。どんぐりは直径1~1.5cmほどのたる形で、しましま模様(もよう)のぼうしと、実の頭に白い毛がたくさんついているのが特徴(とくちょう)です。 花は4~5月に咲(さ)き、その年の秋に実が熟(じゅく)します。 葉は長さ6~14cm、幅(はば)2~4cmの細長い形で、葉の先端が鋭(するど)くとがります。また、葉の先半分の縁(ふち)にとがったギザギザがあり、葉のうらに黄色い毛が密生(みっせい)していて、黄色っぽく見えるのも特徴です。常緑樹(じょうりょくじゅ)なので、葉が厚く表面がテカテカしています。樹皮(じゅひ)はうすいうろこ状(じょう)でポロポロはがれます。 分布 本州・四国・九州 見られる場所の目安 里山・社寺林 見られる季節の目安 熟したどんぐり:11~12月、葉:一年中、花:4~5月 なるほどコラム イチイガシのどんぐりはしぶみが少ないため、昔から人々の食料として重宝(ちょうほう)されてきました。久留米市(くるめし)正福寺の縄文(じょうもん)時代の遺跡(いせき)から、アミカゴの中のイチイガシが発見されています。また、太宰府市大佐野の弥生(やよい)時代の遺跡からも、イチイガシを保存していた穴がたくさんのどんぐりと一緒(いっしょ)に見つかっています、小郡市の九州歴史資料館(しりょうかん)に、遺跡から出土したイチイガシが展示(てんじ)されていますので、ぜひ見に行ってみてください! イチイガシ もどる