いきものログ

対象種詳細

アブラゼミ

分類

カメムシ目 セミ科

生きものの特徴

茶色く透(す)きとおらないはねが特徴(とくちょう)の中型のセミ。成虫の全長は53~60mmで、体が黒く、胸から腹にかけて白い粉におおわれます。7~9月にジリジリジリジリという単調な声で鳴きます。 抜(ぬ)け殻(がら)は中型で、ミンミンゼミととてもよく似(に)ていますが、触角(しょっかく)に毛が多く、第3節が2節よりも長いのが特徴です。大型のクマゼミと同じような環境(かんきょう)で見られますが、クマゼミの抜け殻には、中あしと後あしのつけ根の中心に1つの突起(とっき)があるのに対して、アブラゼミには突起がないところでも見分けられます。

分布

北海道・本州・四国・九州

見られる場所の目安

里山・公園・街路樹(がいろじゅ)・社寺林

見られる季節の目安

7~9月

なるほどコラム

アブラゼミの名前の由来を知っていますか?「体が油っぽいから」というまことしやかなウワサを耳にしたことがありますが、「ジリジリジリという鳴き声が、揚(あ)げ物を揚げる音に似(に)ているから」という説が有力のようです。
  • アブラゼミ

  • アブラゼミ 抜け殻