トップページ > 調査に参加する > 調査詳細 > 対象種詳細 対象種詳細 ツバメ 分類 スズメ目 ツバメ科 生きものの特徴 ツバメという種の中にはアカハラツバメとツバメの2亜種があります。名前の通り腹部が赤いアカハラツバメはカムチャッカやオホーツク方面で繁殖するため、日本で普通に見られるのはツバメです。体はスズメぐらいで細く、翼が長く、背面は頭頂から尾にかけて光沢のある紺色をしています。腹面は白く、額とのどの部分が赤色です。およそ3月中旬には九州・四国地方に渡来して北上し、4月中旬には北海道でも確認できるようになります。民家や商店街、駅舎の軒下などに、泥土やわらと唾液を混ぜておわん型の巣を作ります。 ヒナが巣立った頃から秋になると、夕方に河川敷のヨシ原などに集団でねぐらをつくります。ハエやアブなどを飛翔しながら捕食するので、空中を飛び回る姿や電線に止まって休む姿をよく見かけることができます。 多くの個体は冬にはフィリピンなどの東南アジアで越冬しているので、観察されることはほとんどありません(ツバメ・アカハラツバメのいずれも調査の対象種です)。 分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄 みつけられる環境の目安 住宅地、河原 みつける季節の目安 春・夏 見分けかた ツバメより体がひとまわり小さい、岩場に巣を作るイワツバメが生息しています。大きさは全長17cmくらいです。ツバメに比べて尾は短く、飛んでいるときに腰の白色が目立ちます。ツバメの巣は、縁が天井に近いために入口部分が狭いのが特徴です。 他にツバメより体がひとまわり大きいコシアカツバメも生息し、飛んでいるときに腰のだいだい色が目立ちます。とっくり状の巣をつくります。なお、奄美諸島以南にはリュウキュウツバメが生息しています。ツバメに似ますが、リュウキュウツバメは胸に黒いバンドが無く、腹はツバメに比べ灰褐色をしています(これらの3種は今回の調査の対象ではないので、通常のいきものログより報告してください)。 撮影のポイント 飛翔中であれば、腰の色がわかるように撮影してください。 営巣場所であれば、巣に出入りするところを背面から撮影してください。 巣は人家などの建物の軒先等に作られます 巣には3~5羽程度のヒナが育ちます もどる