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オオルリシジミ(九州亜種)

節足動物門   昆虫綱   チョウ目   シジミチョウ科
オオルリシジミ(九州亜種) Shijimiaeoides divinus asonis
分布
熊本県・大分県
ランク
絶滅危惧IB類(EN)
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 オオルリシジミの九州亜種は九州に分布する個体群で、本州に分布する個体群とは別亜種とされています。九州亜種は熊本県、大分県に生息していますが、生息地・個体数ともに減少しており、生息地が少なくなってきています。
 阿蘇地域では毎年早春、継続的に野焼きが行われていて、オオルリシジミの生息域もこの野焼きを実施している地域に含まれます。ただし、その中でも生息地域は食草であるクララの自生する標高400~800mの草原に限られています。野焼きや草刈りといった管理は食草のクララの自生にとって欠かすことができません。草原は放置しておくと背丈の高いススキやカヤなどが増加するため、クララは減少する傾向が見られます。これにともなってオオルリシジミの個体数が減少することが判明しています。また、草地環境の維持は共生関係にあるアリの生息にも大きく影響すると考えられています。
 このように、オオルリシジミの生息は、人間の農業活動にとても関連が深いことをうかがい知ることができます。保護には継続的な野焼きや草刈りによって、このような二次的草地環境の維持が重要となります。
 (詳しい形態や生態については「オオルリシジミ(本州亜種)」を参照して下さい。)

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