いきものログ

ニホンザリガニ

節足動物門   甲殻綱(エビ綱)   エビ目   ザリガニ科
ニホンザリガニ Cambaroides japonicus
分布
北海道・青森・秋田・岩手
ランク
絶滅危惧II類(VU)
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 ニホンザリガニは日本固有のザリガニで、北海道と青森、秋田、岩手の1道3県だけに生息しています。ふつうザリガニというと、一般の人が連想するのは赤いアメリカザリガニのことで、これはその名のとおりアメリカ大陸からの人為的な移入種です。アメリカザリガニが移入されたのは昭和の初期頃で、農業振興や新しい食料として輸入・定着を試みたものです。現在では里山や山野で普通に見られ、広く日本人に認知されています。実は、このほかにも日本には2種類のアメリカ大陸産ザリガニの移入種(タンカイザリガニ-滋賀県淡海溜池・ウチダザリガニ-北海道東部)が生息しています。
 ニホンザリガニの大きさは4~6cmと小型で、体色は暗褐色です。アメリカザリガニと比べると、体形がずんぐりしていて、ハサミが丸く大きいという特徴があります。また、甲らの表面はなめらかで、あきらかな突起もありません。
 かつて、北海道や東北地方のいたるところの河川・池・湖に生息していたニホンザリガニも、開発と水質汚染によりその生息地の多くを奪われました。また他の移入ザリガニとの競合にも弱く、北海道東部ではウチダザリガニに生息地を奪われつつあります。近年では、その個体数はたいへん少なくなって、局所的に残されていた生息地も、宅地化や水路のU字溝整備によって確実に減りつつあります。

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