モダマ
双子葉類
離弁花類
マメ科
モダマ
Entada tonkinensis


鹿児島県

絶滅危惧IA類(CR)

モダマは、アフリカからアジアまでの熱帯と亜熱帯のマングローブ林や海岸近くの常緑樹林で見られるつる性のマメ科常緑植物で、日本では屋久島、奄美大島に分布しています。大きなマメのさやは木質で長さ1m、幅10cmにもなり、さやの中には直径5cm程度の種子が9~13個入っています。
波打ち際に海藻と混じって漂着する「モダマ」の種子を、海藻の玉に見立て「藻玉」と呼ばれるようになりました。モダマの種子には内部に空間があり、海水に浮かぶことができるのです。種子が海流に乗って移動することで、モダマはその分布を広げていくことができます。日本では千葉県や新潟県の海岸まで、モダマの種子が漂着することがあります。
モダマの自生地は、海岸や河口域の開発によって破壊されてきました。そのため、これまで生育していたモダマの個体数が減少してしまうだけでなく、海流にのってたどり着いたモダマの種子が発芽できる場所も減少してきています。また、つるや種子をオブジェや装飾品として利用するために、モダマを伐採する人が増加してきているようです。
沖縄島以南には別種のコウシュンモダマ(ヒメモダマ)(準絶滅危惧)が分布しています。日本と熱帯・亜熱帯地域に広く生育するモダマとの関係を明らかにするためにも、今ある数少ないモダマの個体群を大切にしていきたいものです。
波打ち際に海藻と混じって漂着する「モダマ」の種子を、海藻の玉に見立て「藻玉」と呼ばれるようになりました。モダマの種子には内部に空間があり、海水に浮かぶことができるのです。種子が海流に乗って移動することで、モダマはその分布を広げていくことができます。日本では千葉県や新潟県の海岸まで、モダマの種子が漂着することがあります。
モダマの自生地は、海岸や河口域の開発によって破壊されてきました。そのため、これまで生育していたモダマの個体数が減少してしまうだけでなく、海流にのってたどり着いたモダマの種子が発芽できる場所も減少してきています。また、つるや種子をオブジェや装飾品として利用するために、モダマを伐採する人が増加してきているようです。
沖縄島以南には別種のコウシュンモダマ(ヒメモダマ)(準絶滅危惧)が分布しています。日本と熱帯・亜熱帯地域に広く生育するモダマとの関係を明らかにするためにも、今ある数少ないモダマの個体群を大切にしていきたいものです。
